多くの室内実験および現場実験により,各種のICタグの特性を評価することで,建設現場特有の環境条件に適応したRFID(ICタグやデータベースなど)を選定できるようにし,最適なシステムの構築が可能となりました.また,これまで主に施工時に利用されてきたICタグとその情報を,施工後も継続して管理者が利用できるようにすることで,コンクリート構造物のトレーサビリティを確保し,維持管理に活用できるようにしました.当社がこれまで開発してきた施工時のコンクリート品質管理システムと連携させ,施工時から施工後の維持管理に至るまで一元的な情報の管理ができる,施工から維持管理までを包含したシステムです. * 2011年8月11日のニュースリリースでは,「ICタグによるコンクリート施工情報管理システム」としています.RFIDという言葉の認知度が低いため,あえてICタグという表記を使っています.本来の意味ではRFIDが正確な表現です. 1.建設現場特有の環境条件に最適なシステム構築
室内の良好な環境条件下(プラスチックへの貼り付け)では,@〜Cの一般的なICタグは3m〜9mという長距離での認識が可能ですが,金属や水(ペットボトル)の影響があると0m〜2mと認識距離が大きく低下します.D〜Fの金属対応タグとよばれるものの場合でも,その性能は違います.金属,水の両方の影響を受ける場合には,FのようなICタグを選択する必要があります. このような,多くの室内実験および現場実験を実施することで,建設現場特有の環境条件に最適なICタグ(HF帯やUHF帯),アンテナ配置・形状・種類などを選定できるようになりました(図-4).
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の運行管理システム, とびしま技報,No.58,pp.95-96,2009. 2)松元和伸,原島誠,松下慎治,大平信吾,小笠原剛:土木構造物へのRFIDの適用例 , セメントコンクリート,No.749,pp.58-64,2009. 3)松元和伸,阿保寿郎,松田浩朗:現場適用に向けたRFIDの基礎実験 , 土木学会第65回年次学術講演会,Y-359,pp.717-718,2010. |