さらに,木材を用いて軟弱地盤対策を実施した場合,工事によって排出される二酸化炭素排出量をこのカーボンストック量が大幅に上回り,工事を行えば行うほど温室効果ガスが削減できる(図-2)ことを試算で確認しました.木材の利用による軟弱地盤対策が,土木事業としての役割を担うだけではなく環境貢献をも担うことが可能となります.このような木材の利用拡大が図られれば,二酸化炭素の大量貯蔵が可能になるとともに,森林の水源涵養,土砂流出災害の防止などの効果が得られることも期待されます.
これを検証する目的で,文献調査や各地で構造物基礎などに使われていた木材の収集・分析を行いました.この結果,地下水位変動域以深において,スギを含めた木材の健全性は50年を優に越えることが明らかになりました(図-3).
■ 外部関連学協会 ・土木における木材の利用拡大に関する横断的研究会(2007.9〜) ・土木学会 建設技術研究委員会 間伐材の利活用技術研究小委員会(2006.12〜) ・温暖化対策のための木材利用研究会(2006.8〜2008.7) ■ 木材利用関連 ★ 土木における木材利用関連のリンク集★ |
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地球温暖化防止対策「木材による地中カーボンストック」(1.2MB) 地球温暖化防止対策「木材による地中カーボンストック」地中木材の健全度調査(1.3MB) |
第42回地盤工学研究発表会発表講演集,pp.2211-2212,2007.7. 2)吉田雅穂,沼田淳紀,上杉章雄,久保光:足羽川における木杭の掘出し調査,第42回地盤 工学研究発表会発表講演集,pp.2213-2214,2007.7. 3)上杉章雄,沼田淳紀,久保光,吉田雅穂:足羽川で採取された木杭の樹種評価,第42回地盤 工学研究発表会発表講演集,pp.2215-2216,2007.7. 4)沼田淳紀:木材利用の文献調査,第42回地盤工学研究発表会,DS-3歴史的地盤構造物の構築 ・保存技術について,資料-7,pp.33-35,2007.7. 5)久保光,上杉章雄:足羽川における木杭基礎の堀出し調査,平成19年度近畿地方整備局研究 発表会論文集,調査・計画・設計部門T,No.9,2007.7. 6)沼田淳紀,上杉章雄,吉田雅穂,久保光,源済英樹,野村崇:土木で用いられた木材の腐朽に 関する事例調査,第57回日本木材学会大会,Q09-1300,2007.8. 7)上杉章雄,沼田淳紀,吉田雅穂,久保光,源済英樹,野村崇:足羽川の橋梁基礎に用いられた 木杭の掘出し調査,第57回日本木材学会大会,Q09-1315,2007.8. 8)沼田淳紀,上杉章雄,吉田雅穂,久保光,野村崇:足羽川で採取した木杭調査の概要,第7回 環境地盤工学シンポジウム発表論文集,地盤工学会,pp.85-90,2007.8. 9)吉田雅穂,沼田淳紀,上杉章雄,久保光,源済英樹,野村崇:足羽川で掘り出された木杭の 健全度調査,土木学会第61回年次学術講演会概要集,第7部,pp.183-184,2007.9. ほか |