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■のり面緑化工法の順調な生育を確認
当社の保有技術であるのり面緑化工法「切土のり面ビオトープ工法」については、初期
の物件では2006年春季で施工後約10年が経過しました。
10年が経過した現在では目標とした多様性の高い木本群落が形成され、より一層の自然
回復に向けて進んでいることが確認されました。
この「切土のり面ビオトープ工法」は、多種類の樹木をのり面に生育させる工法です。
多種類の樹木の苗木をのり面に仮止めした後に砂質系厚層基材を吹き付けます。
当該工法の初期の実績として、福島県にある摺上川ダムののり面(建設省東北地方建設
局発注、平成9年施工)および神奈川県にある宮ヶ瀬副ダム(石小屋ダム)ののり面(建
設省関東地方建設局および神奈川県企業庁発注、平成8〜9年施工)が挙げられます。
これらののり面では以下の写真に示すように、旺盛に植物が生育しています。高木性の樹
種(摺上川ダムではコナラ、アカマツ等、石小屋ダムではアラカシ等)は樹高4m程度に成
長し、低木性の樹種(摺上川ダムではタニウツギ、アキグミ等、石小屋ダムではタニウツ
ギ、ヤマハギ、ナワシログミ、ノイバラ等)は樹高2m程度で旺盛に繁茂しています。導入
した多種類の樹木がそれぞれ成長したことで、自然に近い見た目となっています。
当該工法の近年の施工事例としては、北海道にある留萌ダム(北海道開発局発注、平成
14年施工)ののり面が挙げられます。施工後4年が経過しましたが、こちらでも苗木が毎
年の積雪に耐えて成長しています。
今後も継続的に観察するとともに、植物生育状況の定量的な調査を実施していく予定です。
今後も当該工法を用いて、建設事業における自然環境の回復に努めてまいります。
石小屋ダム(宮ヶ瀬副ダム)のり面の様子
左:施工直後(4月)
右:施工後10年(10月)
下の段右側は施工後1年,それ以外は施工後4ヶ月(7月の状況)
下の段奥側は施工後10年,それ以外は施工後9年(10月の状況)
摺上川ダムのり面の様子
施工後7年(8月)の状況
同 拡大
留萌ダムのり面の様子
施工後3年(8月)
施工後3年(8月)
施工後4年(10月)
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