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2006年インドネシア・ジャワ島中部地震
被害調査速報
被害調査速報
更新履歴
2006.06.28
2006.06.29





 2006年5月27日にインドネシア・ジャワ島中部を震源とするマグニチュード6.3(USGS)の地震が発生しました. 震源周辺のジョクジャカルタ特別州および中部ジャワ州では,学校や住宅を中心とする建築物に大きな被害が発生しました.
 飛島建設では,国際支店インドネシア事務所が地震直後に現地の被害調査を行うとともに,        6月10日〜6月17日に派遣された土木学会・日本建築学会合同の復興支援先遣隊に参加し,        先遣隊の活動の一環として,現地の調査を実施いたしました.
 復興支援先遣隊の報告書は, 土木学会 および 日本建築学会 のホームページをご覧ください.

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今回の地震と近年発生した地震の震央位置

調査地点と今回活動したと考えられるOpak断層


ジョクジャカルタ特別州(1/3)
No.01 Jayakartaホテル
RC6Fのホテル棟の屋根が崩落し,別棟との連絡通路に被害が見られた
No.02 ジョクジャカルタ市内の高架橋
Jayakartaホテルの近傍だが,被害は特に見られない
No.03 Amongrogo スポーツセンター
屋根が崩落する被害が見られた
No.04 大学[STIE:Sekolah Tinggi Limu Ekonomi Kerja Sama]
複数の建物のうち,道路に面した2棟の建物が最も被害が大きく,この建物は1階部分が崩壊
No.05 会計検査院
RC3Fの建物の西側部分の1階が崩壊
No.06 用水路沿いの道路の被害
用水路沿いの道路に亀裂が入り,部分的に用水路に道路が崩れている

                                    
ジョクジャカルタ特別州(2/3)
No.07 小学校の被害
天井が机の上に落下している.他の建物も含め,レンガ造の壁に大きな被害が見られる
No.08 液状化の痕跡が見られた井戸
砂が噴き上げ,水深が浅くなった井戸.液状化によると推測されるが,周辺には噴砂は確認できなかった
No.09 小学校の塀の被害
No.08で示す液状化の痕跡が見られた井戸がある小学校での状況.学校の周辺にも噴砂は確認できない
No.10 イモギリ(Imogiri)地域の被害
断層近傍のイモギリ地域の被害は大きく,多くの住宅に被害が見られる
No.11 イモギリ地域の被害
イモギリ地域の被害状況.各住宅には井戸が存在する
No.12 イモギリ地域での水田の状況
イモギリ地域は被害が大きいが,周辺の水田には噴砂は見られない

                                    
ジョクジャカルタ特別州(3/3)
No.13 ImogiriからPleret間の橋梁の被害
鋼製のトラス橋が圧縮され,一部の部材に被害が見られた.しかし,支承部には被害が見られない
No.14 井戸水位の計測状況
ジョクジャカルタ特別州と中部ジャワ州で合計34カ所の井戸水位を計測した
No.15 ImogiriからPleret間の住宅の被害
この地域の住宅には重大な被害が見られた
No.16 竹の住宅
竹で作られた住宅.被害は見られない

                                    
中部ジャワ州(1/2)
No.17 河川護岸の被害
護岸に被害が見られたが,橋梁には大きな被害が見られなかった
No.18 道路の亀裂
水田の中を通る道路に亀裂が見られたが,大きな被害ではなかった
No.19 小学校の被害
レンガ造の壁が崩れ,1面だけがかろうじて残っている
No.20 斜面の地すべりの状況
規模は大きくないが,複数の斜面において地震によると推定される地すべりが確認された
No.21 木造の住宅
1940年代に建築された木造の住宅には大きな被害が見られなかった
No.22 小学校の被害
1970年代に建築された小学校

                                    
中部ジャワ州(2/2)
No.23 用水路の被害
用水路脇の道路に被害が見られる
No.24 建築物の被害
耐震性能の低い建築物には甚大な被害が見られる
No.25 道路および橋の被害
橋のアプローチ部が陥没したと推定される被害(簡易復旧済)
No.26 橋梁の被害
橋台部に亀裂が見られ,護岸にも被害が見られる.橋梁自体には大きな被害は見られない
No.27 プランバナン寺院
断層走向方向に位置する同寺院(世界遺産)には,神殿の石塔から石の飾りが落下する等の被害が見られた
No.28 灌漑水路の被害
盛土がすべり崩壊を起し,支持していた灌漑水路が被害を受けた.コンクリート製の水路の打継目からの漏水が被害原因と推定される.

                                    
関係機関とのミーティング等の状況(1/2)
スロノ博士との意見交換
火山センターのスロノ博士と意見交換を行い,地震被害に関する情報を入手する
気象地理物理庁ジョクジャカルタ支所
地震観測記録の閲覧と入手を行う
Bantul県との意見交換
Bantul県の関係者から被害状況報告を受け,意見交換を行う
サルウィディ教授との議論
イスラム大学副学長,地震センター長のDr.Sarwidi教授と構造物の耐震性に関する議論を行う
現地メディアからの取材
サルウィディ教授との議論のあと,現地メディアからの取材を受ける
河川局との情報交換
ジョクジャカルタ特別州の河川局部長他担当者と 河川構造物の被害状況についての情報交換を行う

                                    
関係機関とのミーティング等の状況(2/2)
中部ジャワ州との意見交換
中部ジャワ州の関係者から被害状況報告を受け,意見交換を行う
砂防センター野呂専門家との情報交換
野呂専門家からメラピ火山に関する情報を入手した
公共事業省研究総局との意見交換
公共事業省研究総局長のバスキ博士とそのスタッフと耐震技術に関する意見交換を実施した
公共事業省研究総局との意見交換
意見交換後にバスキ博士から記念品を受け取る小長井団長
インドネシア工学会(PII)での意見交換
PIIに対して被害調査状況の報告を行い,耐震技術に関する意見交換を実施した
インドネシア工学会(PII)での意見交換
意見交換後にPII土木部会長のヘルマント ダルダック博士(公共事業省空間計画総局長)より 記念品を受け取る小長井団長